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【2016日本シリーズ徹底解剖】4勝2敗の2勝の差は必然だったことを証明する【日ハム日本一】

 

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どうも、プロニート未満の赤井です。

 

ここ最近連日twitterなどを沸かせていた日本シリーズ、25年ぶりのセリーグ制覇の広島カープ対最大11.5ゲーム差のゲーム差をひっくり返してパリーグを制覇した日ハムの試合は全試合が熱い試合で毎日テレビにかじりついてたぼくのような人も少なくないのではないでしょうか?

 

この記事にもあるようにぼくは北海道在住の生粋の広島ファン、この日本シリーズももちろん広島を応援し続けました。

 

ところが4勝2敗で残念ながら敗れました。

 

悔しい....悔しい....とにかく悔しい!!!!!!!

 

最初の2試合は完全に広島のペースで連勝して始まったこのシリーズもそこから4連敗。

 

4勝2敗という数字や各試合の試合内容から「いや~紙一重だったよ~」だとか「次やったらわかんないよね~」などという声も多いですが、断言します。このシリーズは広島の完敗です。

 

多分現状で試合を重ねても差は縮まらない、あるいは広がる一方でしょう。

 

広島と日ハムの力の差はそのくらいあったと思います。

 

今回はそんな2016年日本シリーズを徹底解剖していきたいと思います。

何が勝敗を分けたのか、4勝2敗の大きな2つの要素

シリーズが始まる前から広島と日ハムはとても似ているチームだと様々なメディアなどで言われてきました。

 

確かに若手が中心となっている、守備が堅い、様々な戦術を使い得点できるなど多くの点で似ているチームです。

 

その上で戦力に大きな差もありませんでした。

 

ですが結果は4勝2敗で日ハムが日本一に(実際それ以上の差があったとは思いますが...)なりました。

 

確かに広島は調子が悪い選手が多く、シーズン通りの戦い方ができなく、逆に日ハムは最初調子が悪かった選手もシリーズ後半になるにつれ調子を上げてきました。

 

これは運要素が強い!と言っている人も多いですが、全くもってそうではありません。

 

再三言っていますが日ハムは勝つべくして勝ち、広島は負けるべくして負けました。

 

そしてこのふたチームを分けた要素というのは大きく2つあります

 

主力中継ぎ2人が6連投の広島と負担を分散し最後の最後まで主力中継ぎを温存した日ハム

 広島は6試合の中全ての試合で登板していた投手が2人(今村投手とジャクソン投手)いました。

 

確かにこの2人はシーズン中も中継ぎ陣の中心としてフル回転していて日本シリーズでの活躍も期待されていましたが、これは明らかな酷使です。

 

特にジャクソン投手は第3戦、第4戦と失点していて明らかに本調子ではなくそんな中で第6戦も登板、敗戦投手となりました。

 

逆に広島ベンチには九里投手、福井投手、このシリーズ一度も登板していないピッチャーが3人もいるというようなずさんな投手運用が見受けられました。

 

対する日ハムの投手運用はリスクをとるところではしっかりリスクを取り、勝ちパターンのピッチャーへの負担をできるだけ減らしていました。

 

勝ちパターンの宮西投手、谷元投手がそれぞれ2試合、4試合(最終戦6点リードの最終回で谷元投手を出したのは慰労やファンサービスの意味合いが強いので実質3試合)といったところからもそういった投手運用に細心の注意を払っていたことがうかがえます。

 

また、投手起用でいうと日ハムは第6戦の8回に1点リードしなおランナーがいる場面でもそこから同点逆転されることや次の日のことも考えピッチャーのバース投手を打席に立たせ続投させる意思(できれば谷元投手、宮西投手を温存したいという意志)を見せるなど負担の分散と同時に先を見据え負けのリスクを極力減らす戦いをするという考えが随所に見られました。

要所にベンチで選手を腐らせ後手後手の采配をした広島と常に先手を打ちアグレッシブルな采配をした日ハム

 第5戦、第6戦からもわかるように、日ハムはとにかく先手先手で調子のの悪い選手は下げ、勝負どころが試合前半に来たなら勝負をかけてとアグレッシブルな采配を終始続けました。

 

対する広島は代打打率リーグ5位の西川選手を有効に使うことができず、試合後半のビハインド場面でもリスクを取って得点しに行くという動きがあまり見られませんでした。

 

 特に第5戦では不調な先発を序盤で代える日ハムとヒットが全く出ていない下位のキャッチャーに代打を出さず再三のチャンスをつぶす広島

 これを踏まえたうえで全6試合をサラッとおさらい

先述した要素を頭に入れた上で日本シリーズ6試合をおさらいしていくと日ハムの勝利が必然だったことがお分かりいただけるかと思います。

第1試合:

まずシリーズ1点目は広島のディレトスチールという珍しい戦術でもぎ取りました。

 

また、例外の得点もエルドレット選手、松山選手のホームランで得点。

 

シーズン中何度も見てきた「広島らしい形」での得点し日ハム投手陣を攻略しました。

日ハムは広島の中軸に対し安易に外角低めのストレートでストライクを取りに来たために打たれたホームランで打たれるべくして打たれたといった感じでしょうか。

 

ですが、その裏で4点リードで勝ちパターンの中継ぎ(今村投手、ジャクソン投手、中崎投手)を使ったということに対する不安もありました。

 

ですが、シーズン通り勝ちパターンの中継ぎをすべて投入して「いつも通り」の形で勝利しました。

 

第2試合

この試合も広島菊池のバスター、丸のバントなど相手の裏をかく戦術に相手のミスが重なり6回に4得点、エルドレッド選手はこの試合もホームランを放ち快勝。

 

エルドレッド選手は好調もあったのですが、まだ日ハムバッテリーは弱点の多いエルドレッド選手の弱点を効果的につく配球ができていなかったように見えました。

 

そしてこの日も第1試合と同じく4点差で勝ちパターンの中継ぎ3人を投入、このゲームだけ見れば危なげない勝ち方でエラーがらみで失点したものの完全に広島の流れとなります。

第3試合

 この試合も広島はエルドレッド選手のホームランで先制。

日ハムバッテリーはまだエルドレッド選手へ効果的な攻めができていないのかと思ったものの、この試合の後半からやっとエルドレッド選手の苦手な高めの釣り玉や低めの落ちる球を効果的に使い、好調なエルドレッド選手にこの先長打を許しませんでした。

 

試合を決めたのは大谷選手のナイスバッティングのように見られがちですが、その前の8回の守備でリードしている広島が守備があまり得意ではない松山に代え守備の上手い選手を入れていれば逆転タイムリーを打たれることもなく勝っていたのでは?という感想を抱かざるを得ない試合(この辺りもベンチが普通に機能していれば8回の中田選手の逆転打も惜しいレフトフライで終わっていたことでしょう)。

 

そして、中田選手、大谷選手という中軸の選手が広島の勝ちパターンの中継ぎから点を取り、延長の末つかんだ勝利ということもありここにきてそれまでの広島に傾いていた流れが途切れこの試合を機に日ハム側に流れが傾き始めました

第4試合

この日の広島は結果的になんとか抑えられたものの、今村投手とジャクソン投手は登板、4連投目ということもあり今村投手は徐々に球に力がなくなってきているのが見て取れ、ジャクソン投手はまた失点します。

 

さらに 広島はセリーグということから代走からの守備固め、投手交代といったシート変更になれているはずなのですが、なぜかDHを解除し4番にピッチャーを入れました。

 

2死でランナーが満塁の最終回バッター丸選手の場面で日ハムバッテリーはラストボールにボールになるスライダーを選択できたのは間違いなく次のバッターがピッチャーだったからでしょう。

 

前日の守備固めの遅れに続きここでも試合後半のシート変更のミスで相手にゲームを有利に進められてしまいました。

第5試合

日ハム先発の加藤投手が不調と見るや否や2回を待たずに交代、代わりのメンドーサ投手が奮闘しました。

 

 一方の広島はというと再三のチャンスを作るもののあと一本が出ず1得点のまま。

 

日ハムがよく守ったといってしまえばそこまでですが、ベンチには代打打率セリーグ5位の西川選手がいて、シーズン打率が.202と低く、このシリーズもノーヒットの9番石原選手にチャンスで回った場面がこの試合3度もありそのどこかで代打を出していればこの試合は違った形になったのでは...と考えてしまいます。

 

また、この試合も勝ちパターンの中継ぎを全員投入、今村投手は明らかに球威が落ちてきていました。

第6試合

 最終戦となってしまったこの試合、日ハムは4回のチャンスの場面でシーズン10勝のピッチャー増井投手に代打を出します。

 

増井投手も本調子ではなかったようにも見えましたがこの辺りの采配の早さ、日ハムは日本一になるべくしてなったのだと思わせられました。

 

一方の広島も先発のセリーグ最多勝の野村投手を4回であきらめますが、その後同点に追いついたところで6連投目の今村投手、ジャクソン投手の継投体制に入ります。

 

そしてみなさんもご存知の満塁からの押し出し、ピッチャーのバース投手にタイムリーを打たれ、レアード選手のホームラン。

 

 本調子ではないジャクソン投手を酷使した結果試合を決められてしまいました。

 

一方、日ハムの栗山監督は逆転の押し出しの場面ではまだ次の日を見据え勝ちパターンの宮西投手、谷元投手の温存を考えていたと優勝後の談話で話されていました。

 

まさに広島は負けるべくして負けた試合であり負けるべくして負けた日本シリーズであったといえるでしょう。

 

まとめ:このシリーズを終えた今日からぼくたちは「監督の力?そんなの関係ないから」などと口が裂けても言えない

とにかくシーズン同様に日ハムの栗山監督の采配がさえわたり続けたシリーズでした。

 

先述した最後の最後エースの大谷選手を出さなかったことからもその隙のなさがうかがえます。

 

逆に広島はシーズン中から合理的ではない采配が散見したものの、巨大戦力他球団を圧倒し日本シリーズ進出、その采配が日本シリーズでも出てしまい負けました。

 

特に投手運用に関しては最後の最後でセットアッパー(中継ぎの中心)が打たれ負けたというのは4位に沈んだ昨年の最終戦と全く同じ負け方でした。

 

よく世間では「監督なんかより選手の良し悪しで結果は決まる」という人がいます(ぶっちゃけぼくも何億も出して監督雇うならそのお金で優秀な選手雇えや!と思ってましたし...)がそんな数字や指標に表れづらい監督の力というものを証明してくれたシリーズでした。

 

もちろん良い結果を残すためにはしっかりとした戦力を集めるということは必要不可欠ですが、ある程度戦力が拮抗した際は監督の采配の力がここまで勝敗を分けることになるんですよ。

 

もうぼくたちは「監督の力?そんなの関係ないから」なんて言えません。言ってはいけません。

 

とにか広島は完敗でしたよ完敗。

 

日ハムさん、日本一おめでとうございます。

 

6試合熱い試合をありがとうございました!

 

p.s

このリベンジは近いうちに必ず...